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エジプト B.C.3000~332B.C

花を愛し、日常生活の中で身を飾り、家族や友人に贈り物をし、儀式や葬儀に供え物をし、常に花を使い、また単に美しさを愛でていたが、家庭で花がアレンジされていたという記録は残っていない。
第5王朝(B.C2480年)以降からは食卓や静物画の中にロータス―スイレンの花がないのはごくまれで、ほとんどの絵の中に鼻先に花を掲げた人、髪飾りをつけた人が描かれている。
ロータス(スイレン)―女神イシスの花=聖なる花

花使いの全体的な様式

植物素材を3本または対にして束ね、高度に様式化し、厳格に対照的に配置している

花は主に側面を見せるように配置されているようで、葉物はほとんど加えられていない

植物を長持ちさせるための工夫はなされていなかった

3本でまとめる場合は中心に高く大きい花を配置し、その両脇に

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